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"雨心(あまごころ)"

雨 静寂を 消す 雨 
払いだ刃の雨粒(あまつぶ) 
頬に伝う 雫も 雨は 流す 
叫ぶ声も 壊れる音も 雨は 消す 
雨は いつも 見ている 
僕を 見下ろす 
そして 憂(うれ)いている 

なにも 拒まない 雨 
冷たく 濡らしながら 
雨は 包む 僕を 

晴れと違い 全てを 隠してくれる 雨 
僕の心が 誰にも わからないくらいに 霧をだす 

ねぇ 雨よ お願いだ 
君は 永遠に 覆い隠してくれるか? 
照らされるのを 拒む 僕の 心を 
怖いんだ 自分を 知られるのが 
恐ろしいんだ 自分を 知るのが 
一番 身近にいて 一番 わからない 存在 

 

”己の本心(こころ)” 

 

もし 君を 通って 僕に 触れれるとしたら 
触れることが可能な 何かが来たら 
それは 僕に とって どんな存在に なるのだろうか……?

 

ある小説を書いて思いついた詩
傘は人の距離を遠くします
2010/11/22

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