無題1

君は、道なき道を歩いているって? いや、いや、君は道を歩いているよ。
ほら、後ろ。 君が歩いた道、道になっているじゃないか。
それに、よく見てご覧。 目を凝らせば、前にも道は広がっているよ。 
無限というなの道がね。
そう簡単に、道は消えないものだよ。 君が歩き続けているうちは……。 
ほらほら、立ち止まる暇はないんじゃない? 道は無限でも「君」は有限なのだから……………。

 

私の中のあいつが言った。
2010/8/1

前へ   次へ