無題2

嬉し思い出 悲し思い出 いろんな思い出 目に見えず
時過ぎ行けば ほとんど残らぬ 可視のもの

けれど どこかに募る この想い
この世の虚ろに 彷徨いまぎれる 
目に映るものだけ 信じる わらわでも
この不可視な存在 否定せず

あまりの矛盾に 笑い 笑い
ならば 不可視は可視に 可視は不可視に できようか? 
出来ぬのが世の理(ことわり)よ!
あまりの差に 愉快 愉快

目に見えぬものが 何故(なにゆえ)不便か 知るぞ少なし
あぁ それが 時の過ち

この世は 何故(なにゆえ) こうなのか?

誰も分からぬ ものとなり
いや 知らぬが幸せと 思うべし
されば 苦を背負うこと なからぬよ……

 

思い出が、記憶の中にしか残らない。それは不便?
2011/8/31

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