あぁぁ〜〜、恥ずかしい!!
わ、わたくしが、ほーむぺーじという所で、こ、こんな大々的に載ってしまうなんて……! 作者は一体何を考えているのでしょう!?(何も考えとらんよ〜〜)
わたくしはどこにでもいる平凡な水の精ですのよ! わたくし以上の方なんて五万といますわ……。
うう〜、もうこの湖の奥深くに沈みたい気分です。
……ん? あれ、もしかしてこれ、私の心視られているのですの?!
いったいなぜ! あれだけで出番は終わりではなかったのですか?
――いいじゃないか。減るもんではないのだし〜〜(笑
い、いいい意味わかりません! わたくし、もういっぱい、いっぱいなのですよ!
――主人公なんだし、かわいく決めてね〜〜。それじゃ(逃
ちょ、待って下さい。わたくしが主人公って聞いてないですわ! かわいくってなんですか?!
…………な、なんてひどい作者なのでしょう。生まれたばかりの赤ん坊を水に捨てるのと同じくらいのこと平気でやっていますわ……。
こ、こ、これは本当にどうしたらいいのでしょう。
ど、読者様をお待たせするわけにもいけませんが、み、み見られている〜〜。
あ、頭が真っ白になってきましたわ……。
○×△■○※※〜〜〜
注)しばらくお待ち下さい
ううぅぅ〜。すみません。わたくしには無理です……。何も浮かびませんし、お役に立ちません。
ぱたぱた。
あら? お魚さんが、励まして下さっています。あなたが代わりにしゃべってほしいくらいです。
え? 話すことがある?
どういうことですの?
パタッパタッ
水中の中とはいえ、こんなにお魚さんが集まりだしています。
ある意味失礼ですが、不気味です。
なにやら、並んで文字が……見えてきたような……
『さいきんの、おはなし』
『にんげん』
? えっと、それはわたくしがついこの間、出会った人間とのお話をすればよろしいとのことでしょうか。
パタ!
全員うなずきました。わたくしと違ってお魚さんは目立ちたがり屋のようです。でも、このお話は、変な話なのに……いいのかしら?
……………………いっそ、彼らがお話をしてくれると助かるのですが……
バタッバタッバタッ!!
きゃぁ、わ、わかりましたわ。じぶんでおはなしします〜〜。
新手のいじめでしょうか? 皆さん普段は大人しいはずなのに……。
で、では、語らせていただきます!><
そのですね。そのことで、わたくしも悩んでおりまして、もうどうしたらよいのか、わからないです。
なぜならわたくし、その人間にプロポーズされているのです!!!?
しかも、年端のいかない女の子に!!!!!
どうしたらよいのでしょう?
え、その時のことを詳しく? わ、わかりました。
えっと、あれは三日前のことですーー。
〜中編に続く〜